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どんな症状?

眼精疲労

物を見るとき、眼の中の細かい筋肉を使ってピントを合わせますので眼の筋肉も疲労します。肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。一晩ぐっすり睡眠をとると治るようであれば安心ですが、何日も続くようであれば心配です。ドライアイなどの眼の病気のこともありますが、近視、乱視などの屈折の異常(眼鏡なしではピントが合っていない状態の眼)があるのを知らずに眼鏡なしで物を見ている、あるいは合わない眼鏡をかけているために眼に負担をかけている場合も少なくありません。

遠視の方

特に若いときに視力が1.5や2.0だった方は、自身では「私は眼がいい」と思っていらっしゃる方が多いのですが、実は遠視があることがあります。

遠視の方は、老眼を早く自覚されます。決して老化が早いわけではないのですが、もともと遠くにピントを合わせやすかった眼なので、人より早く近くにピントを合わせにくくなるのです。そこで老眼鏡をかけることになりますが、やがて遠くもピントが合わせられなくなります。近くも遠くも眼鏡がいるようになります。

もともと「眼がいい」と思っていらっしゃる方なので、普段眼鏡をかけることにとても抵抗があるのですね。無理なく見えているうちはいいのです。眼のかすみや疲れを感じるようになりましたら、無理せず眼鏡をかけてください。

近視の方

近視の方は、もともと手元がわりと見えるので老眼にならないと思っておられる方がいます。近視の方も老眼になります。近くを見るとき眼鏡をはずしてよく見えて疲れがなければいいのですが、遠くを見るための眼鏡の近視の度よりも少し弱めた近見用眼鏡を別に作るか遠近両用眼鏡にするとはっきり見えて疲れにくくなるかもしれません。最近はパソコンを使われる方も増えてきました。パソコン画面をみるための中距離用の眼鏡があると疲れを軽減することができます。一度眼科で検査を受けてみてください。

乱視の方

乱視の方は、眼鏡なしの視力が悪かったり、疲れやすい場合、眼鏡をかけることになります。眼鏡店で度をあわせてもらい、問題なくかけていられる場合はいいですが、合わない眼鏡をかけていると、眼痛、肩こり、頭痛など健康障害を引き起こすこともあります。たかが眼鏡とは言っていられません。眼科で眼鏡を合わせるときは、少なくとも30分、遠近両用では1時間かかることもあります。それくらい眼鏡を合わせるのは大変なことなのです。

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白内障

眼はよくカメラにたとえられますが、カメラで言えばレンズにあたるところが白く濁ってくる病気が白内障です。眼の炎症性の病気や放射線によるもの、ステロイドなどの薬物が原因のこともありますが、ほとんどは加齢によるタンパク質の変性によるものと考えられています。髪が白くなるのと同じで、誰でも多かれ少なかれ出てくるものです。その中で、かすみやまぶしさを感じるようになったものを、病的なものとして治療の対象にしています。軽いうちは白内障の進行を遅らせるための目薬での治療を行い、日常生活に差し支えるようにまで進行した場合は手術をします。

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緑内障

緑内障は、眼圧が高くなるなど何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)に異常をきたす病気です。視力に大切な中心視野は最後まで残ることが多いため、視力検査では相当病気が進むまで異常を発見できません。眼圧が高い、眼底の視神経に異常を認める、視野検査など特別な検査でないと無症状の緑内障を見つけることができません。岸和田市の眼科市民検診には、眼圧、眼底検査が含まれていますので緑内障の疑いがあるかどうかわかります。しかし、全身検査により眼科検診が必要と診断されないと受けられませんので、40歳を過ぎて眼が疲れる、手元がかすむ、眼の奥が痛い、虫のような物が飛んで見えるなど少しでも眼に異常を感じたら眼科受診をお勧めします。

緑内障診断がつけば、まず目薬で眼圧を下げることがほとんどです。いきなり、手術になることはまれですので、怖がらずに受診してほしいと思います。手遅れになれば失明することもある病気ですが、早めに発見できればそこまで悪くなることは少なくなりました。